ごあいさつ

代表取締役 澤浦 彰治

いのちのリレーを感動のバトンにのせて

私は、農業は農家だけでなく農産物を加工、流通、調理する人、そして食べる人との絆の中で成り立つ職業で、安心できる「食」環境を創り上げると同時に、「農」が持つ教育的要素を活かして世の中の子供達を健全に育てることが農業の役割だと考えています。

その為に、私たちは命を育む農業をお客様と共に考え、学び、農業のプロとして常に安定的に生産供給できる仕組作りと、安全で安心できる生産と情報公開、そして食べる人との交流、教育を通じて永続的な農業を創り上げて行きたいと考えています。

私たちの農場は赤城山西麓、標高600mに位置し、そこを中心に北へ車で約1時間の標高900mの高原と、南へ車で約1時間の標高50mの関東平野が広がる場所に畑を持ち、1年を通じて有機農産物や特別栽培農産物の生産をして、それを有機こんにゃく、添加物を使わない漬物、有機冷凍野菜、惣菜キットなどに加工してお客様に届けさせて頂いています。

そして関連会社の野菜くらぶでは、青森、福島、長野、静岡、京都、岡山、島根に仲間と共に生産と流通拠点を持ち、年間を通じて40種類を超える野菜の生産供給ができる仕組作りと、再生可能エネルギーの取組み、働く人たちの子供を預かる託児所、外国人材支援、農業のIT化、お客様との交流事業など農業と食がより良くなるための仕組作りをしています。

戦後は人口の約半分の人が農業をしていました。その後の工業化により平成31年には農業人口は1.3%になりました。これは日本が工業化し経済的に先進国となり豊かになった証であると同時に、身近にあった「食」の生産現場(農業、食品製造)の専業化が進み時に健康や環境問題を起こしました。また、「農」と「食」の現場が乖離した事で食の原点を知らない人たちが増えたことも昨今の課題だと言えます。

平和であるためには食べ物が100%満たされていることが絶対で、人は食料不足の情報だけでパニックになります。その意味で農業は平和の礎の仕事であり、誰もが「食」を通じて必ず関わっています。

しかし、経済は需要に対して供給が100%未満だと価格は暴騰し、満たすと暴落します。つまり農業は食が満たされ平和だと単価の暴落というジレンマを常に抱えて来ました。さらにプラザ合意による海外農産物との競合で安値安定も続きました。つまり、農業は人が生きていく上で必須であるにも関わらず、国際分業論では「日本には不要」とまで言われました。そうした経済環境と経緯の中で農業は今、明治維新、戦後に次ぐ大きな変革期にあるのです。

この変革期の中で私たちは、お客様、関係者など様々な人達と農業を通じて豊かな「食」と「農」と「教育」を実現し、明るい日本の未来を築き上げて行きたいと考え日々実践しています。

グリンリーフ社長のFacebook 澤浦彰治BLOG「食べ物と農業と経営」
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